オフィスとは違う彼の裏の顔


スーパーに着き、次々にハンバーグと唐揚げなど、料理に使う食材をカゴの中に入れていく。



常に上機嫌な金木くんを横目に買い物を進め、お会計を済ませる。




「荷物持ちますよ」


前言通り、重い大きい方の荷物を持ってくれた。





「ありがとう」


「いえいえ、俺が使える男だってこと見せつけとかないと」

  



帰り道もたわいもない話をしながら帰った。



家に着き、さっそくハンバーグを作る準備をする。


エプロンをつけると



ギュッ





後ろから大きな身体が私を包んだ。



「どっ…どうしたの?そんなんじゃハンバーグ作れないわよ」


前に回ってきた金木くんの腕をペシペシと叩く。




< 108 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop