オフィスとは違う彼の裏の顔
スーパーに着き、次々にハンバーグと唐揚げなど、料理に使う食材をカゴの中に入れていく。
常に上機嫌な金木くんを横目に買い物を進め、お会計を済ませる。
「荷物持ちますよ」
前言通り、重い大きい方の荷物を持ってくれた。
「ありがとう」
「いえいえ、俺が使える男だってこと見せつけとかないと」
帰り道もたわいもない話をしながら帰った。
家に着き、さっそくハンバーグを作る準備をする。
エプロンをつけると
ギュッ
後ろから大きな身体が私を包んだ。
「どっ…どうしたの?そんなんじゃハンバーグ作れないわよ」
前に回ってきた金木くんの腕をペシペシと叩く。