オフィスとは違う彼の裏の顔
ギュッ
名前を呼んだ瞬間、金木くんは起き上がり私を抱きしめる。
「やっと名前呼んでくれた。ずっと名字だったから…これから2人きりの時は名前を呼んでください」
分かりましたか?
と最後に聞かれ「はい」と私まで敬語になってしまった。
「じゃあご飯とスープ入れますね」
やっぱり、最初から聞こえていたんだ
お茶碗にご飯をよそぎ、スープカップにスープを注ぐ。
ハンバーグはプレートに乗せる。
サラダは葉っぱを千切ってトマトとかを切ってお皿に移すだけだったので、先に作っておいた。
「いただきまーす」
テーブルに料理を並べて、2人隣同士に座る。