オフィスとは違う彼の裏の顔
かく言う私も下着姿だったわけだが
私もお風呂場に入り、彼と一緒に身体を洗い、湯船に浸かる。
「こうしてる時間がとても幸せです」
「ええ、私も」
「毎日一緒に過ごしたいくらいです…」
そう口にした彼は少し考え込む。
「そうだ!一緒に住めばいいんじゃないですか!」
万事解決したかのような口ぶり。
いやいやいや、さすがに同棲は…
「ここも2人で住めなくはないんですけどね、俺の荷物もあるし、やっぱもう1サイズ大きい部屋が理想ですね」
どんどん話を進める金木くん
そしてこう言う時の金木くんは
私の話を一切聞いてくれない。
聞いてくれたとしても、ほんの少しだけ。