オフィスとは違う彼の裏の顔
「ホント⁉︎じゃあこれ下さい!」
私の一言で即決をした新。
「いいの?他は見なくて?」
「はい!だって南央さんが好きって言ってくれたんだし。他は今はいいかなって」
お会計を済ませ、次は私の服を見にいくことに。
といっても好きなブランドとかもないから、フロア内をぶらぶら流し見る程度。
「俺も着てみてほしい服とか言ってもいいですか?」
「言うだけね。それを着るかはわからないわよ」
「はい、えっとですねぇ」
新は携帯を開ける。
「あった!こういうのです」
そう言いながら私に見せてきたのは
「ワンピース?」
「はい!なんかフリフリしたのとか、着てみたらもっと可愛いんじゃないかなって思って」
ワンピースなんて着た記憶は一度もない。