オフィスとは違う彼の裏の顔
「こらっ!」
何を言ってもやめない金木くん。
もう…
「やめてよ」
ギュッとツンツンしていた金木くんの手を握る
少ししかめっ面をして、怒った顔をする。
「怒った顔も可愛いですね」
チュッ
!!!!????
「ちょっ!」
不意に手の甲にキスをされ、すぐに手を振り払おうとしたけど、しっかりと握られていた。
「主任、2次会は行かずに僕を家まで送って下さい」
よっこいしょ、と身体を起こし、誰にも聞こえないように小声でそんなお願いをされた。
「一人で帰れるでしょ?」
「ムリです」
キッパリと断られた。
いやいやいや、そんなハッキリと言えるなら大丈夫でしょ