オフィスとは違う彼の裏の顔



だからいつもより時間をかけたい。



朝ごはんはできる限り早く食べ終え、髪をセットし、メイクを済ませる。





「どお?これで大丈夫かな?」



お母さんに最終チェックをしてもらい、身だしなみを整える。



「うん、いいんじゃないかしら」





よし!!

準備完了!




「じゃあ行こっか」



朝起きてからまだそれほど時間は経っていない。

それなのに新はすでに疲れ切った顔をしている。



お父さんとお兄ちゃんたちに朝のことをしつこく聞かれたんだろうな




「なんかごめんね、男3人が」



「ううん、全然大丈夫だよ」




本当に申し訳ない。



今度からうちに来る時には決め事をたくさんしていかないと。



お父さんとお兄ちゃんたちに見られたら絶対新が詰められるもん。





「じゃあ行ってきます」



「行ってらっしゃい」






車に乗り込み、お母さんたちに挨拶をして車を発進させる。




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