オフィスとは違う彼の裏の顔


「なんでそんなに無防備なの?俺のこと煽ってるわけ」


さっきより険しい表情で見つめてくる。

しかも“僕”から“俺”に変わっている



「え…?」


「南央さんホント無防備。男の部屋に普通に上がって、出されたお酒飲んで、お風呂まで入ってさ、男はみんなオオカミなんだよ。何されてもいいってこと?」


身動きが取れないように、両手首を頭の腕掴まれる。



誰でもってわけじゃない…


「金木くんだったから…大丈夫かなって」






「俺のことかいかぶりすぎ」


その瞬間、開いていた口を塞がれた。

もともと開いていたため、すぐに金木くんの舌が潜り込んでくる。



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