オフィスとは違う彼の裏の顔



「南央さんに言われたように、倉庫で探し物してて、途中で松本さんが入ってきた。


前々から何度も食事に誘われてたけど、ずっと断ってきた。

2人で居るのも気まずくて、南央さんを呼びに行こうとしたんだけど、彼女に足止めされてしまった。


向こうは誘ってきたけど、俺は南央さんが好きだから、拒絶したんだ。


そしたら彼女、もうこんなことしないから、最後に一度だけ抱いてほしいって言ってきた。

じゃないと今ここで叫んで、無理やり襲われたって言いふらすって言われたんだ。



どうしよう、ってめちゃくちゃ考えたよ。だって南央さん以外抱きたくなかったから。


だけど、また拒絶をすれば、南央さんにまで迷惑をかけるかも知れない。
南央さんはまだ仕事が結構残ってたし、来るとは思わなかった。


でもね、やっぱり自分から脱がすことは出来なかった。いや、やりたくなかった。

どうすればこの場を切り抜けられるか、そればっかり考えてた。



じゃあ松本さんが脱いで見せてよ。

僕が手を出さなくても、彼女なら従ってくれると思った。

案の定、彼女は自分から服を脱ぎ出したよ。

それで僕に寄りかかってきた。
その時に南央さんがやってきて…」




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