オフィスとは違う彼の裏の顔


はぁ…今日はなんか疲れたし、早めに帰ろうかな?



「なーに1人で憂いてるんですか?主任」


んんっ、この声は…


「金木くん」


「隣いいですか?ていうか、主任の隣は僕が予約してたんで、勝手に座りますね」


勝手に予約したことにしないでよ…


あ、そういえばそんなことも言ってたっけ?



「それで?何を憂いてたんですか?」


「別に何も?」


「そうですか」


少しの間沈黙が続く。


なぜ彼は私のとこに来たんだろう。ここからだと、他の人たちが仲良く飲んでいるところが目に映る。

早く若い子たちのところに行けばいいのに


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