オフィスとは違う彼の裏の顔
「南央さんはちょっとここで休んでてください。俺、飲み物買ってきます」
私がベンチに座ると、金木くんは出店の方へ走って飲み物を買いに行ってくれた。
金木くんを待つ間、少し目を閉じてみる。
はぁ…
私がもっと若かったら良かったのに
金木くんともっと遊べたんだろうな
疲れた足の膝を伸ばし、全身蹴伸びをするように伸びる。
んーっ、
ハンバーグ、頑張って作らない…とね…
あれ、なんだか眠くなってきたな…
金木くんが戻ってくるまで、少し目をこのまま瞑ってよう
「っ…だ…」
あれ、金木くんの声がしたような…