心がわり
朝一で 私の 腫れた目に 驚いた祥太。
『まどか。大丈夫?』
昼休み 祥太から ラインが届いていた。
『昨夜 彼に 別れようって言ったの』
『彼に 責められたの?』
『ううん。今夜 もう一度 電話するって』
『まどか。自分を責めないで』
祥太は 私の涙の意味を 理解していた。
『心配かけて ごめんね』
『俺こそ。まどか泣かせて 辛いよ』
『違うの。祥太のせいじゃない。』
『今夜 彼と話しが 終わったら 連絡して』
『ありがとう』
朝 祥太の顔を見た時 私は これで良かったと思った。
今日は もう一度 光司に ちゃんと 伝えよう。
ほとんど 眠ってない体を 奮い立たせて
私は 午後の仕事に 戻った。