君がいたから

「まあ仕方ないか
少し車で移動するからな 」

「うんっ！ 」


たまにいじわるなことも言うけど
常に笑顔の蓮のおかげで病院の駐車場にいくころには、緊張もほぐれてきた。


「ここ乗ってね 」


「ありがとう 」


助手席をドアを開けてくれた蓮に笑顔を向ける。


どこに連れていってくれるのかは
まだ聞いてないからワクワクするな…



そして、何より運転している蓮の姿がカッコよすぎる。

キレイだとは思っていたけど、車という2人だけの空間で、

更にまじまじと蓮の横顔を見てみれば、

顔のすべてのパーツが整ってて絵になるほどステキだ。