君がいたから

「結愛、おはよう
早起きで偉いじゃん 」


「おはよう
寝てばかりだからだよ 」


1日ベットの上にいるから体調悪くても疲れがたまらないんだよね…



蓮の方をチラッと見ると、
私の隣に座って肩をポンポンとたたいてくれた。

そして、もうしわけ無さそうな顔をする。


「朝からで悪いんだけどさ
これから髄液検査頑張ろう? 」


「やだ… 」


もちろん即答。

朝だからとかは関係なく、
あんなに痛いの絶対やりたくない。


「ごめんな。 それは聞けないから
処置室連れていくね 」


「やめてー 降ろしてよ 」


我儘なんて通用するはずもなく
あっさりと処置室に連れて行かれて

ベットにうつ伏せの状態で寝かされる。



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