君がいたから
だって、いつもどんなに悲しくても、辛くても
泣いているといつも蓮がそばで支えてくれたおかげで笑顔になれていたんだもん。
しばらくの間悲しみに打ちひしがれていると
涙にフワッと温かい風が当たる。
「えっ………?」
そして安心する匂いまで………ふんわりと
私はその匂いが感じる方まで
走る。
体も軽くて疲れないので何十分も全力で走り続けた。
「蓮っ…蓮…………いるの? 蓮… 」
だんだんと真っ白な世界がだんだんと消えていって
目の前に大きな光が見えた。
「結愛………こっちだ」
「結愛俺と幸せにになろう 」
「結愛、生きて 」
光のうずからそんな声がきこえる。
ここに入れば蓮のところに戻れるの ?
わからないけど、安心するその声は蓮だよね。
「蓮っ………」
思い切ってその光に飛び込んだ
けどものすごい衝撃が体に走り思いっきり
背中を見えない壁に打ちつけられる。