君がいたから
はぁ…病院でのこと考えるなんて
まだ本調子じゃないのか…
体がダルいとかはないけど、
頭の回転も遅い。
そして、
そんな調子のまま、下校時刻になって
しまって香帆と美月といっしょに帰り道
を歩く。
かなり学校にのこっていたみたいで
冬ということもありあたりは薄暗い
「私も、昨日あれ見たよ 」
「面白かったよね 」
テレビによく出る好きな芸能人や、話題の場所などで
いつものように二人と会話しながら
歩いていると…スマホの着信音がなる。
ブーブー
誰からだろう ?
そう思いチラッと名前だけ確認してみると
蓮先生からだった。
メッセージの内容はすごく気になるけど
さすがに歩きながら見れないから、そっとカバンにスマホをしまう。
ドキドキと心臓が音をたてるけど
何事も無かったように、
歩き出す。
「結愛………」
「何 …? 」
名前を呼ぶ声がしたから
隣を見てみると、
ニヤニヤ私の方を見る美月の姿があった。