君がいたから
ドキッ…!
名前を見るだけで大きく胸が高鳴る。
冷静にならないとまた恥ずかしいこと送ってしまいそうだから、深呼吸してから内容を確認した。
『結愛ちゃん、おはよう(^^)
今度の日曜日いっしょに遊園地いかない? 』
夢のようなお誘いだけど
テスト直前の日曜日…
『誘ってくれてありがとう。
でも、ごめん。 テスト前だから行けない(;>_<;)』
泣く泣くそう返信するとすぐに既読がつく。
『そっか… 忙しいときにごめんね
でもテスト終わったらまた誘うね』
『嬉しい。 テスト頑張れそう 』
『あともし、良かったらさクリスマスとか
予定空けといてくれないかな?
昼間だけでも結愛ちゃんと過ごしたい 』
クリスマス…その言葉に心がときめく
だって、そんな特別な日にいっしょにいられるなんて、カップルになった気分だよ。
『もちろん 空けとく 』
『ありがとう。じゃあテスト頑張って 』
『うんっ ありがとう(^^)』
スマホを閉じて再び机に向かう。
嬉しさなのか湿布の効果かはわからないけど腰の痛みも軽くなってきたので、その日は一日中勉強をして気がついたら夜になってた。