君がいたから

「もし、迷惑じゃなければ、結愛のこと支えてやって下さい。
こんなこと、先生にいうのも申し訳ないんですが、私も昔白血病で、闘病してました。

もし、主人がいなかったら…私は今生きてないと思います 」


初めて聞いた、結菜さんの病気のこと。


痛いことが苦手で
治療や検査が辛かった…こと

陽翔先生がたくさん助けてくれたことなどたくさん。


「はい、俺が絶対結愛ちゃんのこと守ります」


もちろん、頼まれなくても
結愛ちゃんのことを支えるつもりだったけど
しっかりと結菜さんの目を見て答える。


まだ、髄液検査もしてないから
どこまで進行してどんな治療をするかはわからない。

けど俺は絶対結愛ちゃんの病気を治す。
そう誓った。




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