何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

花はまた話始める。

「そして、その男の子も私を好きだった。でも、いつまで経っても私はその男の子の元に会いにいかなかった。」

両思いかぁ...。

会いに行かなかったというのは、会いに行けなかったの間違いだろう。

でも何かがそれを"会いに行かなかった"と花に言わせる何かがある。

私は疑問に思いそれを聞いたの。

「だって、私はあんなに好きだったのにっっ、何か大切な物を忘れていると感じていなかったのにっ、私はその正体を突き止めなかった。」

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