何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

私ときららがそんな話をしている時、悲鳴が上がった。

「キャー、王子だわ!」

王子?

「あのクールさが良いのよねぇ。」

クール?昨日聞いたような...。

「王子のお通りよ。道をあけなさい。」

誰ですか?何様ですか?

私達にその女子は言った。

反抗する方が時間の無駄なので道をあけた。


そして、その王子が道を通っていく。

『うざい。』

そう女子達に言い残して。

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