何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

そうだな、これは"逃げ''だ。

あの時、離れたのも...。

今も、"逃げ"だ。


花に嫌われるのが怖かった。

俺がどうしたいか。それを認めるのが嫌で逃げた。


もう俺は楽になっていいのかな...?

また花と笑っていていいのか...?



「あなたが春だって事も分かってる。倉庫で会った時、すぐに分かった。嬉しくてたまらなかった。春が星竜を思ってくれていること。今も、後ろ姿を見ただけでわかったよ?」

これだけ変装しているのに分かったのか...?

しかもこんな夜に後ろ姿だけで分かるなんて...。
< 316 / 356 >

この作品をシェア

pagetop