何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜
『だって、俺はっ・・・。』
「ううん、違う。」
俺の声に花の声が被った。
「私は記憶喪失の中、"なにか大事な事を忘れている''って気づきながらその正体を探さなかった。」
大事な事。
花にとって俺との思い出・俺の存在は"大事"だったのか。
「ごめんなさい、本当にごめんなさい。」
やめろ、謝るな・・・。
「春は私と離れる事を選んだ。でも、私は離れたくない。こんなに酷いことをしたけど、一緒にいたい。」