何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

俺は確信を得るために、聞いてみた。

『星花はなんで夜桜を見に行きたい?』

"約束したからだよ?"

『好きな奴はいるのか?』

"いるよ"

『その人の特徴は?』

"不器用だけど、優しくてとても暖かい人"

星花は幸せそうに答えた。

『なんで俺の事を知っている?』

"ずっと隣で見てきたからだよ"

そうか、そうなのか。

花はずっと俺の隣にいたんだな。

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