何億もの星に想いをのせて。〜何度だってあなたを〜

「頼ってもいいの?」

弱々しい声でそう言ってしまう。

「当たり前だよ~。僕達は花ちゃんに頼って欲しかったんだよ!頼ってくれたら嬉しいっ。みんなもそうだよ?」

陽...。

陽は優しいね。皆も。

「じゃあ、ココを任せてもいい?」

遠慮がちに言った私。

それに、歩夢が応えて、

「任せてください。俺達で守ります。安心して春に会いに行ってください。」

笑顔でそんな風に言うなんてずるいよ。

私っ、私っ、泣きそうだよ。

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