星の向こうで待つあなたのもとへ
専門学校を卒業してから、私はずっと夢だった保育士として働き始めた。大好きな子どもに囲まれて、大変なことももちろんあるけど、子どもたちの笑顔に癒されながら毎日を過ごしている。
そして、七月七日の七夕の日、運命の出会いをした。
その日は仕事が休みだったため、私は本屋にいた。好きな作家の本を買うため。
「あった!七夕殺人事件!」
家に帰ってゆっくり読もう、そう思っていた私は不意に声をかけられた。
「あの、これ落としましたよ」
振り向くと、百七十センチほどの身長の明るい髪色をした男性がいた。その手には私のリップクリームが握られている。どうやらかばんから気付かないうちに落ちてしまっていたらしい。
「す、すみません!ありがとうございます……」
私はドキドキしながらリップクリームを受け取る。中学校と高校は女子校だったため、あまり男性と話す機会などない。
「その作家、僕も好きなんですよ。その本も面白かったです」
そして、七月七日の七夕の日、運命の出会いをした。
その日は仕事が休みだったため、私は本屋にいた。好きな作家の本を買うため。
「あった!七夕殺人事件!」
家に帰ってゆっくり読もう、そう思っていた私は不意に声をかけられた。
「あの、これ落としましたよ」
振り向くと、百七十センチほどの身長の明るい髪色をした男性がいた。その手には私のリップクリームが握られている。どうやらかばんから気付かないうちに落ちてしまっていたらしい。
「す、すみません!ありがとうございます……」
私はドキドキしながらリップクリームを受け取る。中学校と高校は女子校だったため、あまり男性と話す機会などない。
「その作家、僕も好きなんですよ。その本も面白かったです」