【完】苦い思い出


これは私と彼女との…少し苦い思い出。


遡ること3年前。

私は大学生で、彼女は社会人。

私のバイト先の喫茶店で初めて会った。

彼女は私とは全然違う綺麗な人で、

最初は世界が違うと思った。

でも私は、その頃から彼女に惹かれていたのかも。



_________


「あーあ、この時間帯暇〜。」

「ほんとですね。
でも良かったです。
その時間に色々教えて貰えるので♪」

「勉強熱心だね〜
…よっしゃ、一肌脱ぎますか!」

「きゃー♡先輩かっこいっ!」

「(・∀・´+)ふふふ」


_________

カランカラン〜♪

「いらっしゃいませ。
ご注文はどうされますか?」


先輩は、音が聞こえると同時にレジへ直行した。

動きが早い。

バイトに慣れてきたけど、やっぱり先輩は凄いな〜

「ごゆっくりどうぞ〜」

そう考えているうちに終わったようだ。

「はい。じゃあ続きね。」

「お願いします…!」



_________


「よし、じゃあ次のお客さん来たら接客お願いね。」

「はーい。」

そう言い先輩は裏の片付けへと出ていった。

先輩って私にとっては頼りになるけど、彼氏さんの前では甘えただよね〜

ま、そのギャップも魅力の一つだけど♪


カランカラン〜♪

あ、お客さんだ!


「いらっしゃいませ。
ご注文はどうされますか?」

「初めて来たんですが、
オススメはありますか?」

「はい。

お飲み物はこちらのコーヒーが、

食べ物ですとこちらのオムライスが一番人気です。」

「じゃあそのコーヒーを一つ。」

「かしこまりました。
少々お待ちください。」

き、緊張したぁ。

何あの綺麗な人。

大人の女性ってああいう人の事言うんだろうなぁ〜

眼福眼福♪


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