溺愛体質なクラスメートくん


「花の天使派とあの子…そうね、ジャスミン姫にでもしようか、ジャスミン姫派で分かれそうだわ」





えっと、どういうこと?





「わからなさそうな顔してるね。ま、わたしは花の天使派だから!」





それを言って満足したのか綾乃ちゃんは前に向き直った。





SHRが終わった瞬間、姫野さんの周りにはたくさんの人が集まっていた。





「うっわ、男だらけ。下心丸出しすぎんでしょ」





あ、綾乃ちゃんの顔がとても歪んでいらっしゃるよ…。






「姫野さん、連絡先ちょーだい!」





「いいよ〜」





「俺も!」


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