ダルメシアンのような君【完】



「あのお、どうかしました?」



万が一襲われることがあったとしても、近くに交番があるから、恐らく安全だろう。


そう思い、意を決してその人に話しかけた。



「……」



沈黙。


何も反応ナシ。


もしかして寝てる?


その人と同じ目線になって、しゃがんで息を聞いてみるが、特に寝息は立てていない。



< 2 / 44 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop