ダルメシアンのような君【完】



それからというもの、ダルは毎週金曜になると現れるようになった。


最初はマンションのエントランスで大人しく待っていたダルも、次第に打ち解けてきたのか、仕事終わりの私の職場のカフェまで顔を出すようになった。



「おっ、アイツ灰原の彼氏か?」


「違いますって。金曜だけ料理作ってるんです、ワケありで」




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