ダルメシアンのような君【完】
私が一呼吸置いてダルに話しかけると、ダルはパアッと花が咲いたように表情が明るくなった。
その笑顔は疲れた私の心に響くものがある。
「おねーさん、お疲れさまー!」
ダルの笑顔はマイナスイオンでも含まれてるんじゃないだろうか?
そう思うくらい、癒しの効果があると思う。
「ダル、今日は何食べたい?」
私はまだ何を作るか考えてなかった。
冷凍のストックももう切れそうだったし、今日は新たに作ろうかと目論んでいた。