ダルメシアンのような君【完】



私はそのことを言うかどうか迷ったが、あまりにもダルが不思議そうな顔をしてこちらを見つめてきたので打ち明けた。



「それ、どこでーー」



目が泳ぐダルに、私はなっこから借りた雑誌を見せた。



「すごいね。ダル、アイドルだったなんて。て言うか、気付かない私も疎いに程があるよね」


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