ダルメシアンのような君【完】



私がそう訊ねると、彼は頷いた。


普段はそんな積極的に人助けをしないけど、話しかけた以上、なんだか放って置けなくなってしまった。



「とりあえず、ご飯でも食べようか」



私は自ら動く気力もなさそうな彼の手を引っ張って半ば引きずるような感じで、自宅へとUターンした。





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