17時、カフェオレ。



なんか、こうやっておしゃべりするの久しぶりだなぁ…
でもなんか、すっごい心が軽い。

なにか私と先輩の関係に変化があったわけじゃないんだけど、遠慮しなくていいって、自分の心に素直になるって、大切なことだったんだなぁ…


「あ、ご飯食べましょう!
昼休み終わっちゃいますよ!」

「はは、そうだね」


私はお弁当、先輩はパンを開けた。
そういえば、先輩は文化祭の時もパン食べてたなぁ…


「先輩って、いつもパンなんですか?」

「ん?うん
俺ご飯よりパン派で。まぁご飯も食べるけど、朝と昼はパンかなぁ…?
親がパン買ってきてそれ持ってきてる感じ。
たまにサンドイッチ作ってくれて、それ持ってきたり」

「あ、サンドイッチかぁ」


そういえばあの喫茶店にはサンドイッチってないなぁ…
でもさすがに…サンドイッチは素人の私が考えるわけにはいかないしなぁ…
資格とかなんにもないし…

マスターに相談して、作ってもらおっかな…


「優奈ちゃんはなにが好き?
最近紅茶に凝ってるから、紅茶が好きなの?」

「あ、紅茶も好きですけど…最近はワッフルにハマってるんです。
前に未希と行ったカフェのワッフルがすっっっごいおいしくて、今そこのワッフルにハマってるんです!
まわりがサクッとしてるのにふわふわで、トッピングのアイスと生クリームつけて食べるとすっごい幸せな気分になれますよ」


あそこのワッフル、本当に美味しくて。
だから文化祭の時もワッフルを取り入れたんだけど…あんなにうまくいくはずもなく、まぁこんなもんかなって感じになっちゃったんだよねぇ…


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