17時、カフェオレ。
「そこ、俺にも連れてってくれない?」
「え!?
え、え…っと、それは一緒に行くってことですか…?」
「うん、ダメ?」
「だ、だめですよ!彼女がいるのに…」
「え?でもみんなで行けば大丈夫じゃない?」
「え、え?みんな…未希と、伊藤先輩の4人でですか?」
「うん」
な、なんだぁー…
もう…、てっきり2人でかと思ったよ!
焦ったけど、でも喜んでた私がバカみたいじゃん…
…ま、そうだよね。普通に考えて。
彼女がいるのに、2人なんてないよね…
「…じゃあ、未希に予定聞いてみますね」
「うん。
あ、でも優奈ちゃんは日曜日しか休みがないから、日曜日の方がいいよね?」
「あー…、でも日曜日混んでるんですよね…
並ばないといけないので…未希も場所わかるのでよかったら放課後私抜きで行ってきてください」
私に予定合わせて日曜日に行ったら最低でも30分は待たなきゃだもん…
平日なら夕方でもそんなに並ばずに食べられるから。
「え?でも優奈ちゃんが好きなところなのに…」
「私はまた別で平日行けるような日に未希誘っていくのでいいですよ」
たまに、美里さんが家にいて私がいなくてもいい日があるから…それがいつなのかはわからないけど、その時にまた行けばいいもんね。