17時、カフェオレ。
「理玖さー、怒鳴ったんだって?優奈ちゃんに」
「……本当俺なにやってんだか…」
…関係ないわけないのに。
優奈ちゃんに言われてショックだったのに、それを俺が優奈ちゃんに言っちゃってたんだよな…
「ぶっちゃけ理玖さ
本当は優奈ちゃんのことすっげー大事に想ってるんじゃね?
だから怒鳴っちゃったわけじゃん?」
「それは自覚してるよ」
「え!?え、だったら優奈ちゃんにそれ…」
「言ったよ。昨日。
優奈ちゃんは大事な後輩だから、って。
だから1人で帰らせられなくて将人呼んだんじゃん」
「……大事な後輩って。なんだそれ。
え、なに。お前優奈ちゃんのこと部活の後輩かなんかと間違えてない?」
「は?」
「後輩って…、お前別に部活で後輩を可愛がってるわけじゃないだろ。
委員会とかで面倒見てるわけじゃないだろ。
確かに後輩だけど…お前にはそれしか感情ないわけ?
ワッフル食べに誘っちゃうくらいなのに?」
「……なに、なにが言いたいのかよくわかんないんだけど」
「だーかーら!
優奈ちゃんには後輩とか、友達とか
それ以上の感情持ってるんじゃねーのって言いたいんだよ!」
「……は?」
いや、俺彼女いるんだけど…
そんなこと、考えたこともなかった