17時、カフェオレ。
こういう日の1日は長くて、放課後になるのを今か今かと待った。
そして放課後、私は急いで喫茶店へと向かった。
先輩がいつ来てくれてもいいように
何時にきてもいいように。
……まぁ、来て何か話すかって言ったらそういうわけじゃないんだけど、でも
やっぱり心配だから。
元気な姿が見たいよ…
「優奈ちゃん、青年生きてた!?」
「え、生きてると思いますけど…
会ってないんでわかりませんよ」
「え!会ってないの!?」
「あ、でもメモは入れてきましたよ」
あのメモで、私だってわかるかな…
水筒に入れたし…きっと返しにくるはず、だよね…?
「じゃあ俺そろそろ行くから!
青年来たかまたあとで教えてな!」
「あ、はい。
行ってらっしゃい」
先輩、来てくれるかな。
…今日は来ないのかな…
もし律義に水筒洗って…てしてたら今日来ないよね、きっと…
…でも、明日は来てくれるかな?
って、私…
先輩を避けてたくせに、なに期待してんの。
私が先輩を避けてたんでしょうが。
それに、もし見送りに行けと言った私のことを怒ってたら…
知ってながらそれを言ったと先輩が気づいたら、怒って…もう、来ないかもしれないよね…