17時、カフェオレ。
ちょっと、待って…
それって、前から私のこと好きだった、ってこと…
他に、どんな意味がある…?
「…俺別れたばっかとか、優奈ちゃん嫌だと思っていろいろそこに行くまでに計画してたの!
以上!」
先輩はそう勝手に話を終わらせたけど、私はどうしてもその先が気になって仕方なかった。
…ううん、違うか。
もうわかったから
「…先輩の気持ちの整理がついてるなら、もう進みたいです」
「え、でも…」
「先輩の口から、先輩の気持ちを聞きたいです!」
切り替え早いっていう人もいるかもしれない。
でも…その新鮮な気持ちを、私もほしい。
一緒に共有したいよ…
「……本当に、いいの?
俺別れて1週間もたってないよ」
「あ、ちょっと待って
先輩、紫那さんのことはどうなってるんですか?
気持ち的に……」
私への気持ちも大事だ。
…でも、他の人にまだ気持ちがあるのも嫌だから……
「あー…よくわかんない。
正直、憧れ的なのはまだあるかもしれない。
でも紫那が他の男の人といるの見ても、俺はそっちのショックよりも、優奈ちゃんにひどいこと言ったって、優奈ちゃんへの罪悪感しかほとんどなかった。
だから、俺も知らぬ間にもう冷めてたのかもしれない。
思い出に縋り付いていたのかも」
「……本当ですか?無理してないですか?」
「うん。
だって、紫那への気持ちと優奈ちゃんへの気持ち、全然違うから。
優奈ちゃんへの気持ちには自信あるから、俺」