17時、カフェオレ。
走ったおかげで、なんとか55分までにはお店につけた。
「だ、大丈夫?」
「はぁ…はぁ…
す、すみません…」
「いや、いいけど…」
マスターは、汗びっしょりで走ってきて息も切れてる私に、お水を出してくれた。
「どうかした?なにかあった?」
「いや、あの…
ちょっと同級生に絡まれちゃって…」
「同級生?男?」
「…はい」
「やっぱり可愛い子は違うな~」
…な、にをいってるんだ。
でも…あのお兄さんが来てくれて助かったな。本当に。
あのまま、誰もきてくれなかったら私、どうなってたか…
ってか長谷川くん、あれで諦めてくれたらいいんだけど…
「すみません、準備しますね」
お水を飲み干し、汗を拭いて
私はエプロンを付けた。