17時、カフェオレ。
昨日まで、見てるだけだったのに…
こんなに話せるようになるなんて、これはもう長谷川くんに感謝レベル!!
さっきは本当に困ったけど、理玖先輩と話せるきっかけくれてありがとう!!
「帰り、まだ明るいけど
歩きなら気を付けて帰りなよ?
さっきみたいな子いるかもしれないし」
「や…さっきのは特殊ですよ。
初めてですもん、あんな風に絡まれたの…」
「でも可愛いんだし、気を付けてね」
か、かわいい…!!
また聞けました、可愛いっ…
もう本当ありがとう、神様…!!
「…はい!変なのきたら走って逃げます!」
「はは、そっか。
じゃあ、俺はそろそろ」
「あ、はい!ありがとうございました」
「こちらこそ。ごちそうさま」
先輩は私に手をひらひらと振って、お店を出て行った。
なんかもう…夢のような時間でした、はい…!!
「ただいまー」
「おかえりなさい!!」
「お、おぉ
めっちゃ元気だな…
いつもの常連さん、今日は遅くまでいたんだ?」
「はい!先ほど帰られました!
あ、外で会いましたか?」
「あぁ、うん。
ごちそうさまでしたって…」
はぁ…なんかめっちゃ幸せ…
ただの店員と客だけの関係だったのに…
名前まで知ることができたよ…