17時、カフェオレ。



働き始めたころ、ミルク多めだということを知らずに出してしまった私に、優しく笑ってなにも言わずに飲んでくれた、カフェオレお兄さん。

あとでマスターに言われて知ったんだけど…
「僕がちゃんと言わなかったのがいけなかったので、大丈夫ですよ」
と優しく許してくれた。


その優しさと、優しい笑顔に

私の心は一気に惹かれていったんだ。



名前も知らないこの人に、私は恋をした。


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