塩対応彼氏の恋愛事情。
「好きだよ。世界で一番好き!」
「はいはいご馳走様。…で、朝から熱烈な愛を受け取った水瀬さんって訳だ。」
「……へ?」
恐る恐る玲華の視線の先を見ると、そこには……
「あ、絢、くん…」
腕組みをして、呆れた表情の絢くんがいましたとさ。めでたしめでたし。
「…莉……篠宮。」
今絢くん、莉茉って名前呼びかけたよね?なんかちょっと嬉しいかも。
「な、なにっ?」
こうして社内で話すのは、多分初めて。
だからかすごい緊張するし、いつの間にか玲華はいないし…!
「ちょっと来て。」
絢くんからの呼び出し……なんだろう。なにも思いつかない。