塩対応彼氏の恋愛事情。



「喧嘩…というより、俺が全部悪い。」


莉茉がどんな気持ちで俺を見ていたか。

逆に俺が莉茉の立場だったら、嫉妬に狂って何をしていたかわからないくらい。



「…最低なんだ。」


莉茉は俺の事を忘れたいくらい、あの日の事が嫌だったんだろう。

だったら思い出させず、今のままいれたら幸せなんじゃないか。

そう、一瞬でも思ってしまった。






「だから莉茉、俺達───」



描いてた未来の、最悪の結末。


所謂“バッドエンド”を、この手で手繰り寄せている。























「────別れよう。」















絢都side end




< 126 / 147 >

この作品をシェア

pagetop