塩対応彼氏の恋愛事情。
「ねぇ、絢くんもしかして熱ある…?」
電気をつけたら顔が真っ赤で、体もだるそうで。
「微熱だから、大丈───」
「絢くん!」
息が荒くて、微熱だって言う割にはおでこも熱い…。
「とりあえずベッドに…っ」
……ネクタイピン。
絢くん、付けてる…
って、今はそんなことより絢くんを運ばなきゃ。
「絢くん、薬飲んで?」
「…ん。」
少し絢くんの体を起き上がらせ、飲みやすいようにすると薬を飲んでくれた。
「ゆっくり寝ててね。」
昨日の夜、少し冷えたから風邪ひいちゃったのかな。
とりあえず薬を飲んで、安静にしていれば……