そばに居たい(短編)
それから、私は野球部のマネージャーになった。
ユニホームの洗濯や、部室の掃除など色々なことを先輩マネージャーから
教えてもらった。
冬の洗濯は辛いけど、とても楽しかった。
マネージャーになって数ヶ月たった。
先輩の名前は「柏木 拓哉」ということがわかった。でも、まったく音沙汰なしだ。
まだ話したことも無い。
きっと先輩は私の存在さえもわかってないだろう・・・。
そんなある日。
先輩マネージャーの皆川優里(みながわ ゆうり)先輩から
「2週間後に試合があるから、連絡網作るために野球部全員とマネージャー全員のアド聞いておいて。」
と言われた。
“先輩と話せる”