ドロ痛な恋が甘すぎて アミュ恋2曲目
「欲しいな……綾星くんの手のひら……」
「いいよ」
二人でベッドに横になりながら、綾星くんが差し出してくれた右手を自分のほっぺに当てた。
その上に自分の手のひらを重ねる。
「贅沢だよね。綾星くんの手のひらを、独り占めしちゃうなんて」
「じゃあ俺も独り占めさせてもらお」
「え?」
何を?
そう聞き返そうと思ったのに、気づいた時には、私の唇がすでにとろけだしていた。
綾星くんの愛情を感じずにはいられない激しいキスに、脳までとろけてしまう。
唇が離れると、今度は甘い甘い声が私の耳をとろけさせた。
「俺だけのもの」
「ん?」
「ほのかの唇。一生、誰にも渡さないから」
いいよ。
綾星くんになら。
むしろ、もっともっと独り占めしてほしいくらい。
「じゃあ私も」
私はにっこりと微笑むと、自分から大好きな人の唇に優しく口づけをした。
*
*
*
ドロドロに甘くて
他の人から見たら痛々しい
私たちの恋。
これからもずっとずっと
綾星くんとのドキドキでゾクゾクな恋が
続きますように
☆ドロ痛な恋が甘すぎて☆
綾星&ほのか
HAPPYEND
(甘沼 恋)