【完】恋の治療は保健室で
この日から放課後は図書室で勉強するようになった。

最初は単元テストの問題をもう一度やり直すところから始めた。

ワークは提出があるため早めに終わらせてる事にし、残りの一週間は苦手な数学と社会科の暗記をすることにした。

いざ取り掛かろうとすると眠気が襲ってくる。

「ふあ〜、眠い。昨日遅くまで起きてたからな...」

最初は頑張ったけど、結局眠気に負けて眠ってしまった。

「杉原、おい起きろ。杉原!」

「わっ!...あれ平川君?どうしたの?」

「どうしたのじゃねーよ。もう夜だぞ」

「えっ!?ほんとだ!いつの間にか寝ちゃったんだ」
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