【完】恋の治療は保健室で
「杉原さん待って!」



パシッ!



薬師寺は奏の手首を掴んだ。



「離して!お願いです...離して下さい...」



「離さない」



「ねー今日のメニューキツくなかった?」



「キツかった〜。明日もやるとか最悪〜」



部活終わりの女子生徒がこっちに近づいてきた。このままではまずい...!



「杉原さんこっち」



幸いにもあたし達がいた廊下は保健室の近くだった。


そのため、上手く見つからず隠れる事が出来た。
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