【完】恋の治療は保健室で
ドン!

「わっ!」

「あっ、ごめんなさーい」

「おいお前軽すぎだろ」

「いいじゃーん。ぼーっとしてるあの女が悪いんだし〜」

「それもそうだな」

何それ?悪かって全然思ってないんだね。ぶつかったのは金髪が特徴のカップル。

「ちょっと!ぶつかっといてそれはないでしょ?だいたいあたしはぼーっとしてません!」

「何この女。まじ心せまーい」

「うわあ、人としてサイテーだな。人に指図するなんてちょー性格悪ぃ」

こいつら〜!もうあったまにきた!

「あのねえー!サイテーなのはあなた達んぐぐ...!」

突然後ろから口を手で塞がれた。

「それ以上はダメだよ?」

「何だてめぇこいつの彼氏か?随分しつけのなってない女だな」
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