【完】恋の治療は保健室で
「手ですか?」

「メリークリスマス」

「あの、これ...!」

「クリスマスプレゼント。開けてみて」

ガサガサ
袋を開けてみると中には腕時計が入っていた。あれ?この月と星どこかで見たような。

「前に杉原さんにプレゼントとしたヘアピンと同じところで買ったんだ。どうかな?」

「凄く可愛いです!本当に貰っていいんですか?」

「いいだよ。クリスマスプレゼントだし。貸して、つけてあげる」

付けてもらった腕時計はツリーのイルミネーションの光に反射してキラキラ輝いている。
< 245 / 321 >

この作品をシェア

pagetop