【完】恋の治療は保健室で
「・・・」

「若菜、平川君にチョコ渡したんだ」

「たまたま平川と帰りあって、余ってたからあげたんだよ」

「ふふふ。あたしは応援するよ」

「そ、そんなんじゃないし」

普段の若菜とは別人みたいに可愛く見える。いつもは女の子なのに男子みたいにかっこよくて頼りになる存在だけどやっぱり若菜も女の子だなと改めて思った。女の子って恋をするとこんなに変わるんだ。チョコのあまり香りより新しい恋の香りがしたバレンタインデーでした。
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