【完】恋の治療は保健室で
平川君のお兄さん、この前と雰囲気違ったな。少しずつ薬師寺先生のことを許しているんだな。いつか二人がまた話せる日が来るのはまだ時間がかかるかもしれないがそう遠くはなさそうだ。

「お待たせ!今龍也がいた気がするけど」

「いましたよ。この前のこと謝ってくれたんです」

「そうなんだ。あいつも少しずつ僕らに心を許してくれているんだね」

「お二人がまた一緒になるといいな」

「僕もだよ。龍也とは久しぶりにテニスやりたいしね」

「その時は平川君と若菜も呼ばないとですね」

「ふふ。その時は奏にテニスを教えてあげるよ」
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